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不潔恐怖を克服するための「開き直り」と「覚悟」

不潔恐怖系の強迫克服のために必要な開き直りと覚悟って?

みなさんこんにちは。カウンセリングルームのどか。心理カウンセラーの武田です。

 

今回は不潔恐怖系の強迫性障害を克服するために大切なことをお伝えしますね。

不潔恐怖を克服するためには、過剰な手洗いや除菌の回数を減らしていくというトレーニングが必要です。
ですが、もっと効果の高いことがあるのです。

 

それは次のような「覚悟」や「開き直り」を持つことなのです。

 

●「汚れと共に生きていく」という覚悟。

 

●「汚れがついてるかもしれないけど、まあいいや。仕方ないよね」という開き直り。

 

私たちの世界は、いくら気をつけていても多少汚れています。 
みんなばい菌と共に生きているのです。これはもう、仕方ないとあきらめるしかありませんね。

自分だけが「100%きれい」や「完璧な無菌状態」を目指しても限界があるのです。だから、


●「ちょっとくらい汚れちゃってもいいや。これは仕方ないことだ」と開き直る。

 

●「汚れが付いたままの自分でいいんだ」と自分に許可してあげる。

 

●「汚れながら生きていく」と覚悟する。

 

●「汚れながら生きていこう」とあきらめる。

 

そういう「覚悟」や「開き直り」や「あきらめ」を意識して持つようにすると、不潔恐怖はうんと早く克服できますよ。


私のところで強迫性障害を克服された方は、トレーニングの途中で自然と「汚れと共に生きていく」覚悟をされた方が多いですね。 
 
「きれいか、きれいでないか」を気にしながら生きているうちはなかなか克服できないのですね。ですが「汚くてもいい」をベースにする覚悟があると、一気に克服できちゃうのですね。
 
あなたはどちらの人生を選びたいですか?
 
▢強迫性障害として「100%きれい」に拘って、洗浄除菌のために生きる人生。

 

▢普通の人として、「少々汚れて生きていく」と覚悟して、気楽に生きる人生。


つまり、汚れを積極的に受け入れる覚悟こそが、不潔恐怖系の強迫性障害を克服するための最強の武器になるのですね。
 
この覚悟さえあれば、強迫観念が「まだ汚れているぞ!もっと洗え!」と言ってきたとしても、「それが何か!私は汚れててもいいんです!」って言い返せるわけですね。強迫観念もタジタジですね(^^)
 
少しずつでいいので、汚れと共に生きる覚悟を心がけてみると、曝露などのトレーニングも効果がうんと上がりますよ。
 
不潔恐怖を一人で克服する自信がない方はいつでもご相談してくださいね。